レコードプレーヤーの楽しみ
レコードプレーヤーは、CDと市場規模が逆転した1980年代後半まで主流であり続けたレコードを再生するオーディオ機器です。CD全盛の現在でも、オーディオ業界では主流のオーディオ機器の一つとなっています。
レコードの特徴
レコードは、盤面の溝に音をアナログ形式で録音した記録媒体です。湿気や衝撃に弱いのが弱点ですが、録音できる音域が広いのが特徴です。レコードの読み出しは、専用のレコード針を使って行なうので、頭だしが難しいというデメリットがありますが「再生までの間に独特の味がある」という人も多いようです。
レコードの現在
1990年代に商業用レコードの生産が終了し、主流がCDに切り替わった後もレコードは少数生産が続いています。日本国内に流通しているレコードの多くは中古品か、海外からの輸入品がほとんどで、オーディオファンやクラブDJなどが購入者となっているようです。熱心なオーディオファンになればなるほど、CDよりもレコードに傾倒していく傾向が見られますが、そういったオーディオファンの気質も縮小したレコードの市場を支えているといえます。
レコードプレーヤーの構造
レコードプレーヤーは、レコード盤を回転させるターンテーブルとレコードを読み出す針が付いたカートリッジとカートリッジを支えるトーンアームから構成されています。
ターンテーブル
ターンテーブルは、モーターからの動力を直接使う「ダイレクトドライブ」と、プーリーやベルトを介して間接的に使う「アイドラードライブ」「ベルトドライブ」などの方式で駆動しています。ターンテーブルが回転しないと、レコードの読み取りが出来ないので重要な部分です。
カートリッジ
カートリッジは、磁石とコイルを使って電力を発生させ針から読み込まれた情報を音声信号に変換する機能を持っています。針に永久磁石が付いているタイプを「MM型」、コイルが付いているタイプを「MC型」といいます。レコード針は生産量が激減していますが現在も生産が続いています。
レコードプレーヤーの選び方
レコードプレーヤーは少数ですが生産が続けられ中古品市場もあるため、一頃ほど入手困難ではなくなったといえます。しかし、全盛期に比べてその選択肢は非常に狭くなっているといえます。このような状況でどのような点に注意してレコードプレーヤーを選ぶべきなのでしょうか。
修理が容易な機種を選ぶ
名機種と言われる中古のレコードプレーヤーを購入する場合、気をつけなければいけないのが修理です。生産元が無くなってしまっていたり、サポートが終了していたりすることも少なくないからです。アイドラードライブやベルトドライブ形式のターンテーブルを使用している機種はベルトなどの動力伝達部品が壊れると手がつけられなくなるので、できれば自分でも修理が容易なダイレクトドライブ形式のものを選びましょう。また、カートリッジや針の在庫が残っている機種を選ぶのも重要です。
適切な価格の機種を選ぶ
レコードプレーヤーの最高級機種といえるのが、レコード針の代わりにレーザーを使う「レーザーターンテーブル」です。CDの読み取り技術を応用することで、レコードプレーヤーの宿命であるレコード盤の磨耗を無くすだけでなく、傷ついたり反ったりしてしまったレコード盤からも読み取れるという優れ物なのです。しかし、価格は100万円を越える上に完全受注生産品なので、安易に購入できるものではありません。オーディオ機器は、上を見ればキリがないほど高級志向になるので自分の懐と相談した上で選択するのが大事です。
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